フェイスブックの変化が早い、その理由とは?

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  フェイスブックに限ったことではないのですが、洋物のソーシャルメディアって、知らない間に仕様や機能が変わってしまっているって、よくあります。

 昨年後半あたりからでしょうか、洋物のソーシャルメディアの動きが激しいです。ライブ配信ができるようになるとか、動画が4K対応になったとか、そうした大きな変更については、どこからともなく伝わってきますし分かりやすいのですが、それと並行して細かなところがチョロチョロと変わっていたりします。

  フェイスブックでは、ホームの左側に表示されるメニューが最近また少し変わりました。お気に入りがなくなってショートカットになりましたし、グループの表示もいつのまにか変わっていました。

 また、イベントの表示についても変わったたようです。

 このようなことは、同じネット上のサービスでも、日本のものの場合には、考えられないことだと思います。

 フェイスブックが特にそうなのですが、「細かな使い勝手は常に変わり続けるものだ」ということを、大前提として予め受け入れておかないと、戸惑ってしまうことになりそうです。

 でも、こうした細かな変更を他の大きな変更と合わせて眺めてみると、フェイスブックの考え方の方向性を見て取ることができたりします。

そもそも、なぜフェイスブックは無料なのか?

 『フェイスブックには広告があるので、テレビと同じ。広告で収益を上げているので無料』と理解されている方が多いと思います。

 半分正解です。

 実はフェイスブックは、インターネットの双方向性を活かして、テレビ局では得られないものを得ています。

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、それは、ユーザの行動を解析するための莫大なビッグデータです。

 これがフェイスブック社の屋台骨です。

 ビッグデータと引き替えに、各ユーザに対しては、他では得られない利便性を提供しているテクノ企業、それが私が理解しているフェイスブック社の姿です。

細かな変更は、試行錯誤の過程と考えると分かりやすい

 誤解してもらっては困るので、あえて説明しておきますが、フェイスブックはひとりひとりの行動そのものを解析しているワケではありません(フェイスブックを使うからには、そう信じておきます)。

 というか、それでは全く意味がなくて、多くの人達全体のデータとなったときに、意味のある「傾向」が見えてくるものだと、私は理解しています。

 そうしたデータを基にして、自分たちが提供するサービスをより良いものへ変えていこうというのが、フェイスブック社がやっていることで、その結果、細かなところがチョロチョロと変わるのだと考えると、私的には納得がいきます。

 私が、ここ最近のフェイスブックの変化から強く感じるのは、「人と人とを、実際につなげていきたい」という意図です。ライブ動画に力を入れている本当の理由は、実はここにあると僕は考えています。

 また、ライブ動画に力を入れはじめる前には、フェイスブックはイベント機能の大幅な更新を行いました。特に、ページ(個人アカウントではなく)からイベントを作成すると、その機能の充実ぶりには、みなさん驚くと思います。

  作成したイベントのページが何人の目にとまったかといった細かな分析データが表示されますし、プロモーション用にQRコードを作成する機能まで付いています。さらには、そうした新しい機能を紹介する専用ページまでアップされています 。

 こうした動きのひとつひとつは、ビッグデータを基に判断されたもののはずです。

 なにせ世界中の20億人以上の人達をつないでいるが、フェイスブックですから、その変化の方向をながめていると、世の中の大きな流れが見えてくのではないかな?

 少々大げさかも知れませんが、私はそんなふうに考えています。

(この記事は一部書き換えて親サイトから、移転してきたものです)

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