アナログ人間を脱出するには?

タイプライターの写真

 先日、仲間と定期的に開催しているお茶会で、「アナログ人間」という言葉を耳にしました。

 以来その言葉が、私の頭の中でぐるぐると駆け巡っています。自分のことをアナログ人間だという当のご本人は、スマホを持ち歩きSNSでも活発にやり取りをしているので、そんな風には全然見えません。

 アナログ「世代」ということなら、アラフィフ(ただし永世、笑)の私なんかは、120%ぐらい当てはまりますが、アナログ人間という言葉を聞いて、私がスマホを手にしたときのことを思い出しました。iPhone 5Sだったのですが、マニュアル本を購入して目を通して、使い方が分かっても、「これは便利だ!」とは思えなかったのです。

キーボードとスマホの写真
便利なスマホアプリを見つけよう

 理由は、パソコンに慣れきってしまっていたからなのですが、その事に気付かせてくれたのは、子供達でした。

 ある時、「おまえらスマホの入力ってどうしてる?」と、ふと聞いてみたのです。子供達には、最初は質問の意味がつかめかったようでした。彼らは、その時既に自分たちなりに便利にスマホを使っていたのですが、パソコンを自作してしまう父親が、まさかスマホの文字入力に苦労しているとは、夢にも思っていなかったのですね。

「練習用のアプリ、いくらでもあるじゃん」と、長男。

「ん?アプリ?」

 スマホで使うソフトのことを、アプリと呼ぶと知ったのは、この時でした。そんな父親の様子に、説明するのはもどかしいと思ったのでしょう。さっそく長男が、自分が使っていたフリック入力の練習アプリを私のiPhoneにダウンロードしてくれました。

「へぇー、こんなのだるんだ」と、私。

 すると長男が、「お父さん、パソコンのキーボードを練習するソフト買ってくれたの、お父さんだよ!」

 こう言われたときの私は、目が点になっていたと思います。

 確かにそうでした。子供達の小学校には、当時すでにパソコン室があり授業に取り入れているということだったので、「それならばまずは、ブラインドタッチができるようになれ」と、キーボード入力練習用のソフトを買って自宅のパソコンにインストールしたことがありました。

冗談抜きで、目が覚める思いでした。

◆ まずは文字入力に慣れよう!

スマホを操作する白髪の男性
スマホの操作はボケ防止になる?

 あの時のふとした会話がなければ、私は今でも、パソコン人間(笑)のままだったのではないかと思うくらいです。

 思うのですが、自分のことをアナログ人間だと考えている中高年のみなさんの中には、ワープロ(懐かしね)や、パソコンなら使っていたという人も多いのではないでしょうか。

 もしあなたもそうなら、スマホを使いこなすデジタル人間への道は、そんなに遠くはありません。まずは、スマホでの文字入力がストレスなくできるようになることです。

 文字入力は、例えていうなら、食事で使うお箸といっしょです。お箸を旨く使えないと、お魚を食べなくなるのは自然な結果です。なので、文字の入力の部分でストレスを感じている間は、スマホが便利な道具だと感じることはないというのが、今では私の持論になっています。

 ここを乗り越えると、使っているアプリやサービスの知らない機能を「取りあえず使ってみることへの壁」が、ぐっと低くなります。

 ん?いまさら、入力の練習なんて嫌ですかね?

 確かに文字入力が不自由でも困りません。お魚を食べなくても、とりあえず困らないのと同じですよね。

 でもそれは、プライドが高すぎというものでしょう。しかも指先を使う練習ですから、ボケ防止(←今は死語ですかね?)には、持ってこいだと私は考えているのですが、いかがでしょう?

◇ しゃべって入力する口述入力も大あり

 でもどうしても嫌なら、口頭入力という手もあります。これは、私も最近知ったことなのですが、スマホの自然言語の認識能力って、最近はスゴイです、ほんとに。

 でも使ってみて分かるのは、こちらもある程度の練習は必要で、ポイントは、句読点を入力する仕方です。「。」は「句点」、「、」は「読点」と言ってやればよいのですが、これには慣れが必要です。

◆ 次のステップは、パスワードの管理

キーボードの写真。キーのひとつにパスワードの表示
パスワードの管理ができていないと面倒

 インターネット上のサービスを便利に使えるようになると、さまざまなサービスで、アカウントの登録(ユーザー登録とほぼ同じ意味です)を求められて、それぞれにパスワードを設定することになります。

 スマホの場合は、専用のアプリを使ってそのサービスを使うことが多くなりましたので、一度ログイン(詳しくはこちらの投稿)してしまうと、そのことを意識しなくても済むようになっていますが、パソコンの場合は、そうも言ってられません。

 いずれにしても、パスワードの管理は、家の鍵の管理と同じくらい大切なことですので、極端に桁数が少ないものや類推されそうなものを使うことだけは、最低でも避けておくようにしましょう。

 『パスワードはどこから流出するのかを、考えてみた』に詳しく書きましたが、自分に実害は生じなくても、周囲に迷惑をかけてしまいかねないのが、インターネットの特性なのです。

 パスワードの管理がきちんとできていないと、パソコンの場合には、面倒になってしまいますし、スマホの場合であっても、機種変更をするときなどに困ったことになりそうです。

◆ まとめ

  別視点でもうひとつだけ(笑)。

 世代を超えて「通じ合う」会話ができるような身近な話題って、そうそうあるわけではないですからね。スマホやパソコン談義(?)で、子供達に相手にしてもらえるうちは、まだまだ自分も大丈夫かな、と(笑)。

 というワケで、自分はアナログ人間だと称した方も、そんなふうに意識しなくなるまでに、そう時間はかからないはずです。

◇ 私が使っているフリック入力の練習アプリ: