アラフィフから始めるフェイスブック:最初に配慮すべき事とは?

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勉強会のテーブルでノートやパソコンを開いている様子の写真

 

 アラフィフの皆さんは、ソーシャル・ネットワークというと、フェイスブックよりもmixi(ミクシイ)のイメージが強かったという方が多いはずです。

 フェイスブックが日本でも知られ始めた頃は、ネットといえば、パソコン通信時代からハンドル名で使うものという雰囲気でしたから、実名登録と聞いて驚かれたはずです。

 私もそうでした。

 来年(2018年)は、フェイスブックが日本に上陸して10年になるようです。当時からすると、ユーザ数だけでなく実装されている機能も随分と変わりましたが、ネット上で実名を使うということがどういうことなのかが、わかってきたのではないかと私は考えています。

 これからフェイスブックを始めようという方の中には、社外に交友関係を広げたり、居場所をつくりたいという方も多いと思います。そこでこのページは、人間関係という視点から、フェイスブックを使い始めるにあたって、考慮すべき事を列挙してみました。

 

社外に知己を広めるならフェイスブックが便利

 フェイスブックの良いところは、交流の場を広げるのにとても便利だということです。勉強会やセミナー、異業種交流会などのイベント情報がたくさんありますので、そうした場に参加することで自然と知り合いの輪が広がっていきます。

0318seminar-2 私のフェイスブック友達の多くは、この流れでつながった方々で、アラフィフ付近の方が多いです。

 セミナーの主催者も、特に個人が主催しているセミナーの場合には、参加者同士での名刺交換など積極的に勧める方が多く、いろいろなセミナーに参加しているうちに、顔なじみなる人も出てきます。こじんまりとしたセミナーや交流会に参加するおもしろさは、このあたりにもあります。

 ところでセミナーというと、ネットワーク商法で高額商品をその場で売り込むのが目的というイメージをお持ちの方も、アラフィフ世代の方なら多いかもしれません。でもフェイスブックは実名登録が基本ルールですから、そのつながりで、似たようなことをやってしまうと復活不能になりかねません。

 つまりフェイスブックは、実名登録であることによる抑止力が働いているソーシャル・メディアということになります。なので、最初は利用に不安な方も、「顔が見えるお付き合い」に限定することで、そうした不安はすぐに解消されるはずです。

 逆に、実名で登録することに関して、職場の事情による不都合がある場合や、不安な方は、以下の対処方法の例を参考にしてみて下さい。

 

フェイスブックを始める前に知っておきたいこと

1.  配偶者(パートナー)にきちんと伝えること

 「はあ?」と思われるかも知れませんが、実はこれ、意外と重要です。

 私の周辺では、奥さんがSNSを使っていることに対して、面白くないと感じている男性がいらっしゃいます。別に疑っているワケではなくても、自分が知らないところで盛り上がっている姿は気になるものですし、それが多くなると「疎外感」をを感じてしまうのも無理はありません。

 パートナーの方がまだフェイスブックを使っていなければ、いっしょに始めるというのが私のお薦めです。個人で飲食店を経営されている方などで、ご夫婦で上手にSNSを使ってファンを広げている方、みなさんの周りにもいらっしゃると思います。見ていて、気持ちがいいですよね?

 で、もうひとつの問題は、パートナーの方が既にフェイスブックを使っていて、自分も後追いで使い始めるという場合に「友達リクエスト」をするかどうか?お子様についても、同じことで悩みそうですね。

 私の周りでは、特にアラフォーあたりですと、女性のほうがフェイスブックを積極的に活用している印象がありますが、声をかけておくのがベストです。その際に気が乗らないようだったら、制限(後述)かけてくれてイイからと一言添えましょう。

 

2. 職場の同僚や部下への友達申請は?

 職場の雰囲気にもよるでしょうが、ある意味家族よりも気を遣うのが職場の人間関係だと思います。

 ここで予め知っておきたいことは、フェイスブックには、お見合い機能みたいなお節介な機能があり、「この人知り合いではないですか?」という表示が出てくるということです。このため社内で何人かとつながると、同じ社内でフェイスブックを使っているあの人もこの人も・・・ということになりかねません。

 なので、社外に交流の場を広げることを目的にしている場合には、仲の良い同僚であってもつながらない方が良いかも知れません。「会社とは、完全に切り離しているので」という理由で、同僚であれば、角が立つことはないと思います。

 上司など、断りにくい人から申請が来てしまった場合には、取りあえず受け入れて、その人に閲覧の「制限をかける」ことで解決します。制限をかけると、公開の投稿しか相手には見られません。

 

3. プロフィール写真は顔写真が必要か?

avatar_shadow_s 実名に並んで顔写真が掲載されるのは不安という気持ち、よく分かります。私も最初はそうでした。

 また、異業種交流会などから始まって、フェイスブック友達としてつながっていく場合には、顔写真を掲載していなくても、あまり不都合は感じないかも知れません。

 でも、相手の立場で考えてみると、顔と名前が一致しないと、話しかけにくいと思いませんか?リアルの知己を広めるのが目的で、フェイスブックを使うのであれば、写真(あるいは顔のイラスト)は必須だと、私は考えています。

 また、これは私の経験ですが、フェイスブックをある程度の期間使い続けて友達が増えてくると、顔写真を掲載していないアカウントは、怪しい人物に見えてくるから不思議なものです。

 それでも不安のほうが大きい場合には、最初から無理をする必要性はありません。取りあえず顔写真ではないものにしておいて、慣れてきたところで、イラストにするなど考えれば良いと思います。

 

4. 実名登録は必要か?

 これは、フェイスブックの基本ルールにはなっていますが、ペンネームで登録されている作家の方もいらっしゃいますし、名前になっていない人も中にはいらっしゃいます。

 ですが、人とのつながりを求めてフェイスブックを使い始めるのであれば、全く縁もゆかりもない名前で登録するのは、相手に対して失礼ですし、最終的には、自分の行動を制限してしまうことになってしまいます。

 対応策として、下の名前を平仮名にする、とりあえずは英文表記のみ登録するという方法を採っている人がたくさんいます。ただしこれも、上記と同じ理由で、そういう人からの友達申請は全て断る、という使い方をしている人も中にはいるようです。

 フェイスブックでは、実名を使うことで安全性が保てると明記していますし、名前の変更には制限がかかっていますので、よく考えて決めて下さい。

 また、関連してですが、セミナーや交流会に参加すると、名刺の交換を求められることが多いものです。でも、会社の現職の名刺を出すわけにはいかない、という場合にどうするか?

 その場合には、個人の名刺を作っておくと便利です。肩書きは、なんでも良いです。「そば打ちを盛り上げる会」、「独立準備中の公務員」、「マヤ暦勉強中」などなど、会話につながるような名刺を持ち歩いていると、とても便利です。

 

5. 友達を公開情報とするか否か?

 フェイスブックに登録をすると、自分のプロフィールページが出来上がりますが、ここに何を表示(公開)するかは、自分で決めることができるようになっています。

「公開」とはいっても、個人のプロフィールページや投稿は、フェイスブックにログインしないと見ることはできません。

 フェイスブックで繋がっている友達のリストについても同様で、非表示にしたり親しい友達のみに表示するなどの細かな調整も可能です。

0701sns 私が個人的に気に入っているのは、「共通の友達のみ表示」という選択肢です。これは、共通の友達がいればその人だけを友達として表示するもので、これが初期設定になっていれば、フェイスブックも落ち着いた雰囲気になるのではと、私は思っています。

 ところでフェイスブックでは、共通の友達が多いと、実際に会ったことがなくても気軽に友達申請をされる方も、特にお若い年代の方々に多いです。

 でも私個人的には、こうしたやり方はあまり好きではありません。実際のところ、そのようなリクエストにお応えしてつながっても、後で見て「あれ?この人誰だっけ?」となってしまう場合がほとんどです。そのことに気付いてからは、知らない方からのリクエストは、ほぼお断りしています。

 あ、でもそうしたやり方が正しい使い方だと思っているわけではありませんので、念のため。いろいろな使い方があっていいと思いますし、いろいろな使い方があるからこそ、自分の考え方や思考が見えてくるのが、ソーシャルメディアのあるあるだと思います

 

6. 友達申請をするときは、メッセージを添える?

 話はちょいと飛躍しますが、フェイスブックは「友達」として繋がります。でもツイッターでは「フォロー」ですし、リンクトインというSNSでは、「コネクション」として繋がります。

 「ネット上のつながりなのだから、どのように呼ぼうが同じこと」と思われる方が多いかも知れませんが、やはりそこは、それぞれのSNSの特徴に沿った使い方をしておかないと、息苦しくなってくるものです。

 その部分だけを把握しておけば、メッセージを添えるかどうかは、それぞれの考え方・感じ方で良いと思います。

 繰り返しになりますが、自分の使い方を正しい使い方だという考えにとらわれてしまうと、どのソーシャルメディアであっても、ストレスがたまるだけ状態になる、というのが私の考えです。

 

7.  いきなり営業的なアプローチをされたら

 フェイスブック上の友達としてつながった瞬間に、「私のウェブサイト見て下さい」、「ビジネスページを見て下さい」といったメッセージを送ってこられる方が、たまにですがいらっしゃいます。

 また営業的なことではなくても、「私の投稿をみて下さい」と、わざわざメッセージを送られる方もいます。私の経験上、なぜか年代が高めの方に多いです。

 「自分のことをもっと知って欲しい」という気持ち、わからなくもありませんし、こうした行為を迷惑だと思うかどうかは、人それぞれだと思います。

 私の場合は、キッパリNOです。

 あまりしつこいようであれば、閲覧に制限をかける(上述)とか、メッセージだけブロックするという方法もありますので、覚えておくと良いかもしれません。

 

8. 「いいね」は、返すべきか?

親指を立てた手のアイコン画像

 自分の投稿に「いいね」がつくと嬉しいものですよね。なのでお返しをしたくなるのも自然なこと・・・だと私も思っていました。

 ところが、「いいね返しは、昭和な強制」だという考え方があるようです。

 「いいね」されたら、返さなきゃとか、逆にいつも「いいね」しているのに、この人はさっぱり返してくれない・・・。そういう考えは、昭和な強制で、果たして本当に必要なことなのか、という問いかけです。

 私なんかは、昭和度120%ですから(笑)、これには私もドキッとしました。「いいね」にも、使い方がいろいろあっていいわけですよね?私が普段感じるのは、いいねというよりは、「見てますよ」という意味で使っている方が多いです。

 ただここで注意しておきたいことは、フェイスブックは、「友達によるいいね」は、その投稿にわざわざ表示される仕組みになっている、という点です。すると、こんなことが実際に発生します:

自分が見かける友達の投稿全てに「いいね」している友達がいる。

ということが、すぐに分かってしまうのです。

 こうした周囲の行動に、引っ張られる必要性はありません。あくまで自分が心地よいと感じるペースで使えば良いと思います。

 

まとめ

 以上、リアルの知己を広める目的でフェイスブックを使うという視点で、現時点での私の考えを書きましたが、結局のところは、リアルだのネットだのと分けて考える必要性がない(あるいは、そうするべきではない)時代になっているように思えてきます。

 みなさんはいかがでしょうか?

 余談になりますが、私のフェイスブック友達には、大手企業を早期退職された方が何人かいらっしゃいます。

 ニュースになるような規模の企業であれば、再就職先の斡旋があるでしょうし、退職に向けた社内研修の制度も整っているはずです。にもかかわらず再就職の道を選ばずに独立の道を選んだ方々ですから、みなさん個性豊かで、フェイスブックを上手く使って知己を広めていらっしゃいます。

 個性豊かな方々が、それぞれの個性で使えるのが、SNSの良いところなのかも知れません。その事だけを、頭の片隅に入れておきさえすれば、フェイスブックは気楽に使える便利ツールになると思います。

 

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