素朴な質問ってありますよね?なにかの本質に迫るような質問。
私は、自分が好きな分野で、こうした質問にあたると嬉しくなってしまうのですが、これってヘンな性格でしょうか(笑)。
札幌Geezerは、「ワードプレスをもっと簡単に使おう」という主旨で、初心者向けに定期的に情報の共有会を主催していますが、そこで、そんな質問のひとつに出会いました。
「フェイスブックとワードプレスの違いって何ですか?」
「ウッ」と考えさせられる素朴な質問です。
「感覚的には、じゅうぶん分かっているんだけれども言葉になっていないこと」や「わかっている積もりだったけれど、実はそうでもなかった」って、ありますよね?
コーチングのセッションで、コーチが時折投げかけてくれるような、そんな質問。お応えする言葉に詰まりました(滝汗)。
そう聞かれてみると、フェイスブックとワードプレス(ブログ)とは、確かに似ています。自分のことを誰かに伝えるために「投稿」しますし、その投稿は、新しいものから古いものへと並んでいます(自分のタイムライン)。
会の中では、「フェイスブックはフェイスブック内の基本的には知っている人向けに発信するもので、ワードプレスは、不特定多数に向けて発信するもの」という感じでしかお応えできませんでした。
で、後になって「ふと」思いついたことは、両者の大きな違いは「つながりの方向」というふうにまとめられないかな、ということです。
つまり、フェイスブックは「リアル」→「ネット」、ワードプレスは「ネット」→「リアル」。
フェイスブックは、もともとハーバード大学で学生同士がネット上で「も」繋がるためにつくられたものですので、リアルで既に知っている人同士が繋がると、便利に使える面が大きいと思います。
ワードプレスのほうは、知らない人達に対して広く発信して、その結果、コメント欄やメールでのやり取りを通して、そこからリアルのつながりに発展することが多々あります。ビジネス目的ならネット上の営業マンの役割を担わせることができます。
あるいは、ワードプレスの場合は、アフィリエイトや広告収入を獲得することを目標に、知らない人向けに広く発信することそのものを目的として使うには、とても便利な道具です。
もちろん、どちらも使い方はいろいろで、ハッキリと分けられないような場合もありますから、性格の違いくらいに考えておけば良いかもしれません。
ちなみに、そういう意味では、ツイッターは、ワードプレスに近い性格だと思います。ワードプレスで発信している人は、ツイッターにもアカウントを持っている人が多いのは、方向が同じなので使いやすいというのも理由のひとつではないでしょうか。
ついでに、と言ってはなんですが、アメブロ。
私の周りでは、フェイスブックと組み合わせて使っている人が多いです。そうなる理由は、リアルの知人が先でやはり方向が同じだからと、私は感じています。実際に、知っている人が使っていて、その人の影響でアメブロを使い始めた方が、私の周りでは多いです。
そういう意味では、フェイスブック的ですが、アメブロはフェイスブックよりもオープンなので、使っているうちに知らない人達にも広がっていくという感じになると思います。フェイスブック・ページ(個人アカウント以外のビジネス目的で、ページを持つことができます)も、同じ考え方で使っている方が多いようです。
念のためですが、私達の会ではワードプレスが他よりも優れているとは考えているワケでは、ありません。
何を目的に発信するか、発信することでどのような楽しみ方をしているか、時間的にどの程度手間をかけられるのかなどなど、人によって大きく異なりますから、自分にとって使いやすそうなものを選べば良いと思います。
どのツールを選ぶにしても、発信し始めることで、見えてくることがたくさんあります。これ、ホントです♪
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