スマホで楽しむ音声配信は、ボイスメディアの時代

マイクの写真 なぜ今になって、音声配信なのか?

 みなさん、スマホの使い方で、最近変わったことってありますか?

 私は、ネット上で流れている音声配信の番組をよく聴くようになりました。

 音声をネット上で配信するインターネットラジオやPodcast(ポッドキャスト)は、何も目新しいことではありませんが、スマホにアシスタント機能が加わったおかげで、随分と便利に感じるものですね。

 ニュースを聞きたいときには、例のフレーズです:

「OK Google、NHKのラジオニュースかけて」

「最新のニュースです」と、ちゃんとスマホが反応してくれます。

 最初は、食事の支度や片付けとか手作業をしている時にちょうどいいと思っていたのですが、今では逆になって、聴き始めてから作業を始めるようになりました。

 音声配信の番組は、目を奪われることがないのがナイスだと、改めて実感しています。
 

なぜ、今になって音声配信なのか?

 私、最近まで気付いていなかったのですが、音声配信が最近急に盛り上がっているのは、スマートスピーカーの影響が大きいようですね。

 気軽にながらで聞けて、しかも参考になる音声配信の番組なら、たくさんありすぎて、選ぶのに困るほどです。

 アプリの種類も増えて、GoogleがPodcastの専用アプリを公開して、一気に機能を充実させましたし、音声配信のプラットフォームもPodcastだけではなくて、独自のものが増えています。

テーブルの上のスマートスピーカーと立ち話をしている人達
スマートスピーカーが広がり音声情報が注目の的に

 最近発見したのは、Voicy。大手の広告代理店の資本が入って、このプラットフォームだけでも随分と賑わっている感じが伝わってきます。

 あ、プラットフォームという言葉は、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、配信の仕組み全体のことを指します。スマホで聴くだけならアプリの違いくらいに考えておけば、OKです。

 例えば、radikoというアプリを使えば、FMラジオの番組を聴くことができますし、Voicyにも専用のアプリが用意されています。そういえば、ホンマルラジオというのもありましたね。

 さらに、音声のライブ配信ができるmixlrや、フェイスブックやツイッターまで含めると、発信する側としては、選択肢がよりどりみどり状態です。

 逆に聴く側からすると、同じ音声配信なのに、番組によって使うアプリが異なるというのは、面倒な感じがしますが、これは仕方がないところでしょうか。
 

ボイスメディアと考えると、新しい?

 ところで私は、インターネット上で流れている音声による配信のことを表現するいい言葉が、まだないと思っていました。

 ポッドキャストだけなら「音声ブログ」とでも表現しておけばいいのですが、こうしていろいろなプラットフォームが出てくると尚更難しいですよね?

 でもなんのことはなかったようで、先に紹介したVoicyでは、ボイスメディアという表現を使っています。

 確かにネット上では、文章や声、それに動画が、不特定多数の人達に届くワケですから、配信のひとつひとつをメディアと考えるとスッキリしてきます。実際にVoicyでは、番組をもっている発信者のスポンサーを募集しています。

 スポンサーになると、番組の中で紹介してもらえるということでしょうから、こうなると確かにメディアですよね。

 そう考えると、早くからGoogleがスマートスピーカーの分野に進出した理由も、わかるような気がします。

 これまでは、ネット上の広告といえば画面に表示されて目で見るものでしたが、今後は、似たような仕組みが音声配信についても出来上がって、音に乗ってやってくるようになるかも知れませんね。

 そうすると、テレビやラジオ、新聞・雑誌をメディアと捉える考え方から、発信者ひとりひとりをメディアと考えるという、今この時に流れている時代の方向性が見えてきます。これぞ多様化ですよね?

 

Podcastのアプリを使って、音声配信を聴いてみよう!

Podcastアプリのホーム画面
自分専用のPodcast番組表

 さまざまなプラットフォームが登場しているボイスメディアですが、聴き手として使いやすいのは、私的には、やはりPodcastです。日本で国内向けにつくられたものでは、海外からの配信がないに等しいのは、私には寂しすぎます。

 Podcastアプリの使い方は、簡単です。聴きたい番組を探して、みつけたモノにその場で購読申込みができるようになっています。

 左の画像は、Android(アンドロイド)スマホのものですが、現在私は12の番組を購読しています(購読といっても無料)。新しいエピソードがアップされると、「新規」と表示されますし、聞き逃したものがあればいつでもそこから、聴き始めることができるようになっています。

 また、これは私のお気に入りなのですが、早送り再生が重宝します。スピードを1.3倍程度にしてもストレスを感じることなく聴くことができます。

 

音声配信を発信するためには、何が必要か?

 Podcastの良いところは、その気になりさえすれば、個人でも手軽に始められることです。

  スマホとボイスメモのアプリさえあれば、自分の声はスマホで録音できてしまいますので、ファイルの形式さえ間違えなければ、特に難しいことではありません。

 このサイトのように、WordPress.comの有料版をお使いであれば、Podcastの機能が最初から付いてきますし、インストール型のWordPressの場合には、プラグイン一発でOKです。

 また最近は、Anchor(アンカー)のように番組制作に使うための効果音やバックグラウンドミュージックが、パーツとして最初から用意されているプラットフォームもあります。Anchorは、もともとは音声でやり取りするソーシャルメディアだったのですが、Podcastを配信する目的で、日本でも利用者が増えているようです。

 ところで余談ですが、アメリカではラジオ番組のように凝った作りのPodcast番組がとても多いです。

音声配信のセットアップ
設備に凝り始めると切りがないです

 ミキシング装置などを使って番組を作れば実現しますが、プロが作るようなラジオらしい番組をつくろうとすると、敷居が高くなりすぎますし、聴き手が求めていることから離れてしまいかねません。

 ボイスメディアをラジオに替わるものとして捉えるのではなく、普段着のままで気軽に発信できるツールと考える方が、ファンも集まりやすいのではないかと思います。

 どのプラットフォームを使うにしても、まずはいろいろな番組を聴いてみて、お気に入りをみつけましょう。