フェイスブックのビデオ通話 Messenger Rooms の使い方

パソコンに映し出された4名とチャットしている様子

 先日、フェイスブックが公表した新しいビデオ通話機能、”Messenger Rooms (メッセンジャー・ルーム)” が日本でも使えるようになりました。

 リリースされたばかりですので、今後もアップデートされる可能性がありますが、この投稿では、現時点での使い方と今後の展望をまとめておきたいと思います。

◆ 主催者は、メッセンジャーからルーム(会議室)を設定

◇ パソコンから Messenger Rooms を使う場合

 スマホでフェイスブックをお使いの方は、あわせてメッセンジャー・アプリを使っている方が多いようですが、同じ機能は、実は、ウェブアプリでパソコン用にも提供されています(こちら)。

 Messenger Rooms を主催者として利用するには、このウェブアプリからもできるようになっていますので、メッセンジャーをパソコンで利用されたことがない方は、この機会にログインしてみましょう。

messenger rooms の入口

 パソコン上でMessengerを開くと、画面左上の自分のアイコンに並ぶ形で、カメラのアイコンが表示されています。参加者が集まるルーム(会議室)は、ここから立ち上げるようになっています。

主催者入室直後の画面

 ルームの中に入ると、下部にアイコンが並んでいますので、左からふたつ目をクリックして、そのルームのURLを取得します。で、取得したURLを参加する人にメッセージで送ると、受信した人はそれをクリックするだけで、この会議室に入ることができます。

 ちなみに、画面下部の4つのアイコンは、左から順に、「画面共有」、「参加者の管理」、「カメラのオンオフ」、「音声のオンオフ」、「会議室を出る」になっています。

 また、参加者の表示方法やマイクやカメラの設定などは、画面右上に表示されている歯車型のアイコンからできるようになっていますが、必要最低限の機能のみといった印象です。

 文字によるチャットについては、参加者の個々と行うようになっています。画面に表示されているその人の画面にカーソルを持っていくと、名前の横に点3つのアイコンが表示されますので、そこからメッセージを送ることができます。

◇ スマホから Messenger Rooms を使う場合

ルームを作成するスマホ画面のスクリーンショット
連絡先からセットアップ

 スマホの場合は、メッセンジャーアプリを開いたら、画面下部の「連絡先」をタップし、次に「ルームを作成」をタップします。

 するとスマホのインカメ(自分向きのカメラ)が立ち上がって、自分一人がルームの中に入った状態になります。

 この画面に「リンクをシェア」のボタンがありますので、それをタップすると、シェアするためのアプリを選択できますので、メッセンジャーを選択しましょう。

 ここでは、ツイッターなども選択できますが、ルームのリンクをつぶやくと、そのリンクから誰でもルームに入れる状態になりますので、注意が必要です。

 また、「リンクをシェア」のボタンの上には、「参加出来る人」を選択できるようになっています。これはフェイスブックにアカウントを持っている人に限るか、そうでないないかの選択です。

◆ 対応ブラウザーはChrome(クローム)のみ?

 Edge、SafariとFirefoxは未対応で、これらのブラウザーで入室しようとすると、chromeを使うよう指示する画面が表示されます。全てのブラウザーソフトを試してみたワケではありませんが、この状況には、お粗末な印象を受けざるを得ません。

 あるいは Messenger Rooms は、スマホ重視で開発された機能だと理解するべきなのかも知れません。

 Messengerで既につながっている人とであれば、ルームをセットアップして参加する人を招待することがスマホでは簡単にできますが、パソコンからだとリンクを相手に送る作業がやや面倒です。

 同時に、ルームのリンクを作成してそれをSNSの投稿で公開してしまうことも、あまりにも簡単にできてしまいますので、これはちょいと危ないアプリということになりそうです。

◆ Zoomとの比較では、どうなのか?

 フェイスブックが、Messenger Rooms の機能を今後拡充させていくかどうかは不透明な部分がありますので、投稿時点での比較ということでご理解下さいね。

◇ 利用時間、人数

 最も気になるのは、利用可能な時間だと思います。Zoomの無料プランでは、基本的には40分まで(ホストを含めた3人以上のグループの場合)ですが、Messenger Rooms では制限がないようです。

 参加可能人数については、フェイスブックの公表では50人までとなっていますが、Zoomでは100人。でもこのあたりの人数になってくると、フリーで使うという方は少ないと思いますので、この差は、あまり気にならないように思います。

◇ セキュリティーは?

 海外で話題になったZoom爆弾ですが、これは会議室のリンクが漏れてしまうと、それだけで会議室にダイレクトに入れてしまうことが問題でした(詳しくはこちらの投稿)。

 Messenger Rooms も全く同じような仕組みになっていますので、不特定多数の人達に会議室のリンクを配布するような使い方はお薦めできません。フェイスブックにアカウント持っていなくても参加可能ですので、注意が必要です。

 また、Messenger Roomsでは、参加者が揃ったところで、ルームをロックできるような機能がありますので、これを活用しましょう。

◇ その他の機能

 Messenger Rooms のほうでは、2つのデバイスを同時に使って、同一のルームに参加することはできません。パソコンとスマホのふたつを使った場合には、スマホのほうが優先されるようです。

 なので、例えば移動中などに最初はスマホで参加していて、途中からパソコンでの参加に切り替えるということができません。Zoom や Google Meetでは、これが可能です。

 また、全員で参照できるようなチャット機能が Messenger Rooms には見当たりません。参加者をクリックするとその人に向けたメッセージを送ることができるようにはなっています。

◆ 今後の期待は、グループ内で使う Messenger Rooms 機能

グループ内でのビデオチャットが可能に!

 ビデオチャットの機能を単純に比較すると、現時点ではZoomに利があるようですが、Messenger Rooms が、フェイスブックのグループ機能の一部として使えるようになると、ハナシは変わってきます。

 アメリカでは既に配布されているようなのですが、グループ内で予め日時を決めておいて、ビデオチャットを開始するような設定ができるようですので、こうなると便利です。

 この機能については、筆者のアカウントで使えるようになりましたら、ここに情報を追記しようと思います。

◆ まとめ

 フェイスブックが、ビデオチャット機能を公開するということで、大きな期待をされていた皆さんは、少々ガッカリされたのではないでしょうか?

 私もそのひとりです。複数の人とビデオチャットする機能は、以前からMessengerに備わっていましたので、パソコンから使う場合には、それに画面シェアの機能が加わった程度というのが、現時点でのMessenger Roomsに対する私の理解です。

 また、シェアした画面を参加者全員向けに固定にすることができないため、セミナーや学習向けには使えそうにありません。

 ビデオチャットについては、札幌Geezerは、Google Meet 派ですが(笑)、Messenger Roomsに乗り換えることは、現時点ではなさそうです。