ワードプレスで使うデータベースってなに?

◆ ワードプレスとデータベースの関係を理解しよう

 「初めて」ワードプレスをインストールする時には、その前にデータベースというものを用意しておかなければなりません。

 レンタルサーバーによっては、ワードプレスとデータベースを一度にセットアップしてしまうものがあって、この場合には、誤解してしまいそうなのですが、このふたつは、別々の独立したソフトウェアです。

 というよりは、

ワードプレスは、データベースを操作するためのソフトウェア

なのです。

 後で詳しく説明しますが、普段ワードプレスを使っていても、データベースを使っていることを意識することは、ほとんどありません。

 でもワードプレスは、私達が文章を入力するときも、逆に、誰かがウェブサイトを見ているときも、見えないところでデータベースと会話しながら、仕事をしています。

◇ そもそもデータベースは何に使うものなのか?

 データベースという言葉は、あまり聞き慣れないと思いますが、金融機関から、工場の出荷管理、在庫管理などなど「データのあるところにデータベースあり」と言えてしまうくらい、幅広く使われている技術です。

website database と表示しているハイテクをイメージした写真
データベースは基本技術のひとつ

 データベースのイメージとしては、Excelの表の集まりのような感じですが、その中に保存されているデータの一部を、命令一発で、行単位で取り出して処理したり、表と表の関連づけを行う機能が備わっている点が、表計算ソフトとの大きな違いです。

 でも、ネット上で見るウェブサイトのイメージからすると、そのデータの保管場所は表になっていると言われても、つながりませんよね?

 でも実は、みなさんが普段ネット上で眺めているウェブサイトは、見ているページ単位で、文書ファイルのように保存されているとは限りません。

 ワードプレスと同じような仕組みで作ったウェブサイトであれば、投稿タイトル、日付、投稿した人、カテゴリー、本文などは表の中にひとつひとつ別々に、データベースに保存されています。

◇ ワードプレスは、データベースとコラボしている

 では、表に保存されているものが、どのように、ウェブサイトで見るイメージになるかを、説明してみますね。

 まず、ネット上で誰かがこのページを見たいとリンクをクリックしたとします。このページを見たいというリクエストがサーバーに届くと、ワードプレスが、「このデータを取り出しなさい」と、データベースに対して命令を出します。

 命令を受け取ったデータベースは、該当するデータを取り出してワードプレスに引き渡します。

ノートパソコンで、ウェブサイトを表示している写真
表示を整えるのはブラウザーの仕事

 で、データベースから受け取ったデータに、パソコンやスマホ画面にきちんと配置して表示するための指示をワードプレスが付け加えます。この指示が加わったデータが、リンクをクリックした人向けに送り出されます。

 と、かなり強引ですが、こんなイメージです。

 送られてきたデータを受け取ったパソコンでは、ブラウザーソフトが、「こういうふうに配置して表示するのね」と、ワードプレスが加えた指示を解釈して画面に表示する、どいうふうになっています。

○ 表示のされ方(サイトのデザイン)は、どうやって指定するのか?

 ついでですが、パソコンやスマホ上でどのように表示するかの指示は、みなさんのご自身の手で、ある程度は指定してやることができます。

 どのように表示するかを指定するのは、ワードプレス本体とあわせて使うテーマの仕事です。選んだテーマをカスタマイズすることで、自分好みの表示をさせることができますし、深みにハマると(笑)、自分でテーマを作ってみたくなるかも知れません。

◇ データベースの管理はどうするのか?

 バックアップについては、多くのレンタルサーバー会社で対応していると思いますので、一度きちんと確認しておきましょう。

 定期的にバックアップが取られているのであれば、ワードプレスで誤った操作をしてしまっても、復旧可能です。

 また、レンタルサーバーの管理画面から、データベースを直接操作できるようにはなっていますが、データベースを操作するには、それなりの知識入れが必要です。

 札幌Geezerの場合には、サイトの移転が必要になった時以外、データベースを直接操作することは、ありません。

◇ ワードプレスが壊れても、データベースは影響を受けない?

 ワードプレスとデータベースとは別物ですから、ワードプレスが壊れてしまっても、データベースは影響を受けていないことがほとんどだと思います。

 なので一度データベースが出来上がってしまえば、何かの理由でワードプレスを再インストールすることになっても大丈夫です。データベースへのアクセス情報さえきちんと引き継げば、過去に入力した文章などのデータはもとのまま使い続けることができます

 注意としては、画像だけはデータベースではなく別の場所に保存されているため、ワードプレスを再インストールする場合には、この点だけは、少々面倒です。

 ワードプレスを長年使っていると、トラブルに見舞われることがあるものです。最近は、あまり見かけなくなりましたが、管理画面が真っ白になってしまったような場合でも、データベースは生きています。

 あ、もちろん間違えてデータそのものを削除してしまったような場合は別です。バックアップを取っていなければ、この場合はアウトです。

◆ まとめ

 ワードプレスのようにデータベースを使っているソフトウェアは他にもいろいろとありますが、これらはCMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれています。

 ウェブサイトに表示するページを1ページの文書ファイルとして扱うと、ページ数が増えるに従って、整理整頓をやりにくくなります。

 その点、CMSであれば、カテゴリーやタグを使って整理整頓できますし、サイト内検索が得意技ですから、「これこれについて、以前にどんなことを書いたかな?」という場合にも、困ることがありません。これらの機能は、データベースを使っているからこそ、簡単に実装できるワケです。

 フリーのブログサービスも同様ですが、多くの記事を投稿する際には、データベースを使ったCMSを利用するのが一番です。

 ついでに思い出話しなのですが(笑)、データベースの設計をするエンジニアは、情報処理系の仕事としては、当時は別格の扱いだったようです。今もそうなのかな?

 1990年代の昔のことなのですが、通訳の仕事で関わったデータベースの専門家がメチャ美人で、天に二物を与えられたような人でした。日本に来る度に、アサヒのスーパードライを調達して帰国していたようなのですが、そんなどうでもいいことをふと思い出したのは、多分、今日のこの暑さのせいだ…、ということにしておきましょう(自爆)