ブログ記事の集客力とコマーシャルメッセージ

 みなさんは、テレビ広告を目にしたときに、その広告が誰にどのようなメッセージを送ろうとしているのか、考えることってあるでしょうか?

 私の場合は、例えばですが、「これは、学生さんに就活に来て欲しいと思っている広告だな」とか、「この広告は、実は一人呑みをする人向けなんじゃないかな?」などなどが、なかば自動的に(?)頭の中をよぎってしまうことがよくあります。

 この話をワードプレスの勉強会などでし始めると、「はぁ?」という顔をされることが多いのですが、私、ヘンですかね(笑)。

 テレビ広告を打つには大きなコストがかかりますから、目的が不明確ということはないはずです。ということは、その目的を達成するための何かメッセージが込められているはずです。

 ということで、この投稿では、ブログ記事(仕事に役立てるもの)に込めるメッセージについて、集客力という観点から、現在私が考えていることを紹介しておきたいと思います。

コマーシャルメッセージとは?

建物内を行き交う人混みの写真。不特定多数のイメージ
広告は不特定多数向けではない?

 メッセージを込めるとはいっても、テレビ広告とブログ記事とでは、全く違うのではないかと思われた方が多いかもしれません。でも、どちらも不特定多数の人が「目にする」という根っこの部分では、共通していますよね?

 まず、日本ではテレビ広告のことをテレビCMと略したりしますが、CMは「コマーシャルメッセージ(商用のメッセージ)」の省略なのだそうです。

 メッセージであるからには、「どのような人達」に向けたものかって、とても重要なことのはずです。というのは、例えばシニア層を強く意識した広告には、AKB48のメンバーを起用することはないと思いますし、バックミュージックにラップを使うこともないと思います。

 すると、どのような映像や音声を盛り込むかを決めるためには、それがどのような目的でどのような人たちに向けたものであるかが最初に明確になっていないと、何も決められない状態になってしまうはずです。

 同じように、自分の仕事に役立てるために発信しているブログ記事であれば、テレビコマーシャルのように厳格なものではなくても、同様の考え方が必要だと思えてくるはずです。

 ポイントは、どのような人達(年代・性別・ライフスタイルなどなど)に、何が伝わって欲しいのか、です。「伝える」ではありません。この点は、末尾のまとめで説明します。

ブログ記事の集客力は、共感と地図にあり?

 テレビコマーシャルの場合は、まるで「すり込む」かのように何度も同じ物を放映しますし、ネット広告のほうは、自分を追いかけてくるような感じになっていますが、ブログ記事の場合はそうはいきません。

 というか、ブログで集客を考えているみなさんは、そういった、ごり押しのようなことはしたくないから、ブログを選んでいるワケですよね?

 なので仕事を発信している方なら、自分のブログに集客力をつけたいと考えるのは、自然な流れ。読みに来てくれた方の印象に少しでも残ってもらうために、工夫をしたいということになります。

 で、ここらあたりから悩みが大きくなるワケですが、おめでとうございます。試行錯誤の始まりです(←嫌みとかではありません、念のため)。

自分の体験をシェアしてみる

 集客に関して最近、よく言われていることのひとつは、

「共感」できることを、文中に盛り込もう

ということです。

 役立ち情報だけの投稿では、「わかりました、ありがとう」で終わってしまうため、読者の方と共通しそうな自分の体験などを盛り込みましょうというワケです。

メッセージボードに、"share your story"のメモ書きの写真
共有機能をもっと活用しよう!

 これは、多くの方が語られていることですので、すでに実践されている方も多いと思いますが、共感することを考えるにあたっては、やはりどのような読者の方向けに、その文章を書いているのかがはっきりしていなければなりません。

 逆に、例えば私の年代に近い方なら、お若い方々の「これこれが嫌で独立しました」的な文章に出会って、嫌な気持ちになったことがあると思うのですが、それは、その文章が想定している読者層と、あなたとがマッチしていないからと考えられます。

 不特定多数の人が目にするということは、そういうことです。目にした人全員に共感してもらおう、あるいは気に入ってもらおうという考えがもしあれば、この際きっぱりと、手放しておきましょう。

発信全体をマップ化してみる

 前々回の投稿(こちら)で、「目的をより明確にすると、やるべき事が見えてくる」というようなことを書きましたが、この点に関連して、オモシロい表現をしているセミナーに遭遇しました。

 そのセミナーでは、

「行動の地図を作り上げよう」

という表現を使っていました。

 ブログ発信に込めるメッセージという意味では、少しずれるかも知れませんが、集客力をつけるには、これも考慮しておくべき重要な点だと思います。

雪山の頂上に設置された、行き先の案内板の写真
体験のガイド役になろう!

 みなさんは、ブログ記事を書くときに、「読者の方がそれを読んだ結果、どのような行動をするか」を想定していますでしょうか?

 例えば、役立ち情報をブログ記事にしたとき、読んだ人が「この人どんな人?とプロフィールあるいは、トップページを見る」ことを想定している記事、「関連記事も読んでみよう」となることを想定している記事、「何度かこのサイトに来ている人なら、資料請求してみよう」となることを想定している記事、などなど、です。

 どんな行動を取ることを想定しているかによって、その記事内での結論の持っていき方や、文章内での内部リンクの取り方などなどに、工夫の余地が生まれてくる、というワケです。

 で、さらにもう少し広くながめて、ブログの記事一本一本だけではなく、サイト全体、さらにはサイトとつながっているソーシャルメディアでの発信やリアルの行動まで含めて考えましょう、ということなのです。

 このような次の行動は何か、次の行動はなにかという連続性を積み上げていくと「行動の地図」ができ上がるというワケです。

 考え方の根底にあるのは、マーケティング思考だと思いますが、とても分かりやすいですよね?ブログに集客力をつけるための考え方のひとつとして、みなさんに紹介しておきます。

 サイトにブログに各種SNSにメールにと、気軽に使えるツールが多いだけに、それらの繋がりを一度整理してみると、効率アップにもつながるはずです。

 一度時間をとって、ゆっくり考えてみませんか?

まとめ

 共感や体験の共有、行動のマッピングについては、比較的新しい考え方だと思いますが、私自身まだまだ試行錯誤が足りないと思っていますので、そのあたりはご容赦下さいね。あくまで、現時点での私の考えです。

 そうそう、テレビ広告に込められたメッセージを考えることに関してですが、私の場合、当たっているかいないは関係なくて、自分はどう思ったか、ただそれだけのことです。でも、意識して広告をそんなふうに見始めると、結構面白いものですよ。

 また、「伝えている」ことと「伝わって欲しいこと」こととは、もともと異なるべきではないか?ということにも気付かされました。

 これは例えば、転職の面接試験で、「私は、その仕事ができます」という直接的なことは言わないのと同じです。仕事ができますということが「伝わる」ような別の話をするはずです。

 つまり、

「伝える」ではなく「伝わる」

が、最も重要なポイントだと思えるようになったのは、私の場合は、テレビ広告のおかげです(笑)。

 というわけで、ごくごく一般論的な結論で申し訳ないのですが、今回の投稿はこのへんにしておきます。

余談

 私が、テレビ広告に込められたメッセージを考えるようになったきっかけは、多分、神田昌典さんの本を読んで集客の概念を学んだことか、あるいは、臼井栄三さんのマーケティング講座を札幌市民カレッジで学んだことだと思います。

 かなり前のことなので、あやふやで申し訳ないのですが、いずれにしてもこの分野のことを学ぼうとしたのは、それはネット上で発信していたからです。

 そしてこのことが、最近になって大いに役立っているようです。発信し続けることは、学び続けることだと、改めて、実感しています♫